Louis Wain (ルイス・ウェイン) vol.01 [■Antiques & Collectables]
英国人の知人所有のオリジナルの油絵。
本日は、私が集めている猫イラストの一部をご紹介。
画家の名は、Louis Wain(1860年8月5日~1939年7月4日)。
日本語では、ルイス・ウェインと訳されることが多いが、
本国で彼の作品を探す際に「ルイス」と発音したら考え込まれ、
スペルを言ったところ「ルイ・ウェン」と返された
日本ではほとんど知られていないが、英国では猫を対象とした作品で知られており、
実際に彼が描いた作品の価格はなかなかのお値段で、
安くとも2~3百万円で欧米では取引されている。
欧米には熱心なコレクターも多い。
彼の作品がポストカードになっていたりするので、どこかで目にされたことがあるかも。
左は、私が初めて購入した使用済みの絵葉書。
裏には、実際に使った人の名前や住所、メッセージが残されていて、それがまたおもしろい。
晩年には統合失調症を患い、作風がどんどんと変化していく。
因みに、何年か前に海外で開催された統合失調症の専門学会のポスターの絵に
使われたこともあるようで、実物は一度だけ英国人コレクターに見せてもらったことあり。
彼について興味をもたれた方は↓ウィキペディア(Wikipedia)をお読みください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3
英国では、子供の絵本や雑誌などに挿絵として使われたプリントページを切り取って、
マウントしたものが、作品として販売されている。
白黒プリントの切り抜きに、勝手に色付けしてマウントしたものも、よく見かける。
子供用のC&S(カップ&ソーサー)セット。こちらは古いもの。
最近のお土産用に販売されている、銀製のピルケースにプリントされていたりもする。
Louis Wainの関係書。他にも何冊か所有しているので、おいおいご紹介したい。
因みに、猫だけでなく犬の絵も描いていますが、犬の場合はリアルなタッチがほとんどです。
2010-03-05 16:26
コメント(4)
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オリジナル油絵、ステキですね〜。
実物…もっとステキなんでしょうね〜。
色々な作風で描かれる作家さんだったんですね。
長毛猫の絵って なかなか見かけないので(←絵に詳しくないので、よけいそう思うのかも)、嬉しいです☆
真ん中のモノクロ長毛種猫さん、きっとチンチラさんですよね。
長毛種を飼ってらしたのかしら?
by shironecohana (2010-03-05 18:16)
すんごく、、、、絵勉強になります
いま画面ガン見してます( ゚д゚)(゜ρ゜)
by A子 (2010-03-06 09:17)
>shironecohana
オリジナルの絵は、本当に素敵でした。
知人は、この他にも多くのオリジナル画を所蔵していて、
それらを撮影してプリントして額に入れて販売していました。
この英国人、額装職人なんですよ。
ルイ・ウェンは奥さんが飼っていた猫を描いて、
病気の奥さんを励まそうとしたことをきっかけに擬人化した猫を
描きはじめたのだそうです。
by lancian (2010-03-06 17:57)
>A子様
流石に目の付けどころが違いますね、奥様(笑)。
晩年の病気を患ってからの作品は、絵に素人の私でも興味深いものがあります。
by lancian (2010-03-06 18:00)